北京五輪は第6日の13日、サッカー男子1次リーグの最終第3戦を行った。1次リーグ敗退が決まっているB組の日本はオランダと対戦。後半にPKで失点し、0-1で敗れ、3戦全敗に終わった。もう1試合はナイジェリアが米国を2-1で降した。B組はナイジェリアとオランダが準々決勝進出。
A組のアルゼンチンとC組のブラジルは3連勝。C組の中国、D組の韓国は1次リーグ敗退となった。
各組2位までが16日、準々決勝を行う。
○オランダ1-0日本●
日本は1点が遠く、堅守速攻を徹底したオランダに敗れた。オランダは後半28分、シボンがPKを確実に決めた。日本は粘り強く守ったが、決定機が少なく、後半には豊田、森重が惜しいシュートを放ったものの、最後までゴールを割れなかった。
◇「冷静さと確信」…世界との差
屈辱的な3連敗。閉塞(へいそく)感を打破できないまま、反町ジャパンの北京五輪は幕を閉じた。
後半、本田圭がバベルを倒し、PKを取られた。相手に抜かれ、苦しまぎれに相手のユニホームの胸倉を左手で引っ張った。バベルがうまく倒れた感もあり、本田圭は「残念。審判に邪魔された」と語ったが、ボックス内では絶対にやってはいけない軽率なプレーだった。このPKをシボンに決められ、日本は3試合連続で先制点を奪われた。
すでに敗退が決まっていた日本は、最後に意地を見せたかった。だが、ナイジェリア戦で負傷した内田、安田理の両サイドバックを欠く戦いは厳しかった。後半10分に豊田、その5分後には森重が立て続けに惜しいシュートを放つが、続かなかった。
反町監督は「3試合通じて日本に足りないと感じたのは、ペナルティーエリア近くでの冷静さと確信に近い思い切り。日本は確信のない思い切りと感じた。そこに大きな差がある」と語った。終わってみれば、3試合とも1点差。結果だけ見れば接戦だが、それ以上の力の開きがあった。
いい経験という言葉では片付けられない。「この世界は勝つか負けるか、勝者と敗者しかない」。主将の水本は敗者の痛みを、胸に刻みつけた。【安間徹】
○…反町監督は「最後の試合は、いいピッチでやらせたかった。でも、これもサッカーの一部だからね」とため息をついた。ただ、条件は相手も同じだけに、「日本よりいい環境はない。もっと遠征に出て、悪条件の中で試合をする必要を感じた」と語った。五輪代表監督は原則として1代限りで、日本サッカー協会との契約も秋で切れる。自身の今後の去就については「おれ? おれのことはどうでもいいよ」と明言を避けた。
ー毎日新聞ー





