今季のJリーグで活躍した選手らを表彰する「2007Jリーグアウォーズ」が17日、横浜アリーナで行われた。最優秀選手賞(MVP)には、31歳のブラジル人MF、ロブソン・ポンテ(浦和)が初めて選ばれ、賞金200万円やゴールデンボールトロフィーなどが贈られた。ポンテは右ひざじん帯を負傷したため5日に帰国しており、式は欠席した。
トップ下のポンテは、正確なパスと激しいドリブルで攻撃の核となり、7得点をマーク。最終節で鹿島に逆転を許して2位に甘んじたが、闘志を前面に出したプレーでチームをけん引した。受賞理由には含まれないが、Jリーグ勢初優勝の快挙を成し遂げたアジア・チャンピオンズリーグ制覇の立役者でもあった。浦和からの受賞は、昨年の闘莉王に続き3人目。
新人王には、初のJ1で正GKとして34試合に出場した23歳の菅野(すげの)孝憲(横浜FC)が選ばれた。得点王は、エースFWとして22得点を挙げたジュニーニョ(川崎)が初受賞。最優秀監督賞は、終盤の9連勝で大逆転優勝を飾った鹿島のオズワルド・オリベイラ監督に贈られた。
ベストイレブンには、浦和から初受賞の都築龍太ら最多の5人が選ばれ、3位のガ大阪から遠藤保仁ら3人、5位の川崎から2人が受賞。優勝した鹿島からは、DFながら6得点を記録した岩政大樹がただ一人、選ばれた。初受賞者は5人だった。
優秀主審賞、優秀副審賞には、岡田正義主審、相楽亨副審がそれぞれ選ばれた。
▽最優秀監督賞の鹿島・オリベイラ監督 長年の夢は日本に来ることで、そこで働き、そしてチャンピオンになれた。この夢の中で永遠に生きていたい。チャンピオンになった状況は永遠に忘れられないでしょう。感動でいっぱいです。
▽得点王・ジュニーニョ 狙っていたがなかなか取れなかった。チームメート、スタッフ、サポーターのおかげ。感謝している。(日本語で)ホント、アリガト。
○…新人王に選ばれた菅野は「老けた顔をしていても新人王を取れることを証明できた」。自身の緊張をほぐすようにまずは冗談めかして、会場の笑いを誘った。チームは最下位に終わり、来季のJ2降格が決まったが、34試合に出場し、時に好セーブで仲間を鼓舞した。「今まで支えてきてくれた人たちのおかげ。今まで以上に努力したい」。悔しさばかりが募ったシーズンだったが、最後に大きなごほうびも待っていた。
○…ブラジルで治療中のポンテから送られた最優秀選手賞受賞の喜びの声は、チームメートの鈴木が代読した。「このような栄誉ある賞をいただけたのは、みなさまに認めていただいたということ。リーグタイトルを逃し、けがもしてしまったが、アジアで優勝し、世界で3位。全体的にはいいシーズンになった」というコメントが紹介された。
○…J1リーグを制した鹿島からただ1人ベスト11に選出されたDF岩政は、チーム唯一の選出に「それが複雑。もっと(賞を)取っていい選手がいっぱいいた。僕が取ったのはみんなが頑張った結果。感謝したい」と困惑気味。DFながら6点を挙げた得点力も「(野沢)拓や(小笠原)満男さんのおかげ」とチームメートの力を強調していた。
◇Jリーグ表彰選手◇
【最優秀選手賞】
MFポンテ(浦和)初
【ベストイレブン】
GK都築龍太(浦和)初
DF岩政大樹(鹿島)初
DF田中マルクス闘莉王(浦和)4
DF山口智(ガ大阪)2
MF阿部勇樹(浦和)3
MF鈴木啓太(浦和)2
MF中村憲剛(川崎)2
MF遠藤保仁(ガ大阪)5
FWジュニーニョ(川崎)初
FWバレー(ガ大阪)初
【得点王】
=31試合出場22得点
【新人王】
GK菅野孝憲(横浜FC)
【フェアプレーチーム賞】
ガ大阪
【フェアプレー個人賞】
FW坂田大輔(横浜マ)初
MF伊東輝悦(清水)初
FW佐藤寿人(広島)初
【最優秀監督賞】
オリベイラ(鹿島)初
【優秀主審賞】
岡田正義 3
【優秀副審賞】
相楽亨 初
【Jリーグベストピッチ賞】
東北電力ビッグスワンスタジアム
【功労選手賞】
本田泰人(元鹿島)
アマラオ(元湘南)
城彰二(元横浜FC)
【特別賞】
浦和
※数字は受賞回数、功労選手賞のクラブは最終所属
ー毎日新聞ー






