サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は24日、準決勝の第2戦が行われ、Jリーグ勢初の4強入りを果たした浦和はPK戦の末、城南(韓国)を降し、決勝進出を決めた。
前後半を終えて2-2で2戦合計が4-4、アウェーゴール数も並んだため延長に入り、互いに無得点。PK戦で先げりの浦和は5人全員が決め、城南は1人が失敗し、5-3で浦和が勝った。
もう1試合はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでアルワハダ(UAE)とセパハン(イラン)が対戦。
イランであった第1戦はセパハンが3-1で勝っている。
決勝はホームアンドアウェー方式で行われ、第1戦は11月7日、第2戦は14日に行われる。
優勝チームは12月に日本で開催されるトヨタクラブワールドカップにアジア代表として出場する。
◇浦和はワシントンのゴールで先制
浦和は前半21分、ポンテのクロスを受けたワシントンのゴールで先制。
一時は逆転を許したが、後半28分、ポンテのFKから長谷部が同点弾を決めて延長に持ち込んだ。
城南は中盤を支配し、サイドを生かした攻撃で優位に展開したが、浦和がPK戦で5人全員が決めたのに対し、1人が止められ力尽きた。
◇「わずかの差で、勝利の女神がほほ笑んだ」
日韓リーグ王者が死力を尽くした戦いの決着は、PK戦に委ねられた。
まず、浦和のGK都築が城南の2人目を止めた。
対照的に浦和はノーミスで、5人目の平川もゴール右隅に勢いよく突き刺した。
決勝進出が決まった瞬間、浦和サポーターで赤く染まった場内は割れんばかりの歓声に包まれた。
「わずかの差で、勝利の女神がほほ笑んだ」。浦和のオジェック監督は力の均衡した一戦をこう表現した。
苦しい試合、先手を取ったのは浦和だった。
20日のJ1千葉戦で鼻骨を骨折したワシントンが、特注の黒いフェースガードをつけて強行出場し、前半21分に技ありの先制ゴール。
第1戦はアウェーゴール2点を挙げて引き分けていたこともあり、この時点で浦和が圧倒的優位に立った。
しかし、第1戦で先制点を挙げたFWモタをけがで欠いた城南もしぶとかった。
オジェック監督は「個々の選手よりも、チームの統一感こそが城南の怖さ」と警戒していたが、その不安が的中。後半、カウンターから2点を失って逆転された。
だが、浦和も粘り強さでは負けていない。
その直後にセットプレーから最後は長谷部が押し込んだ。
後半ロスタイムに闘莉王が左太ももを痛めて退きながらも、最後まで高い集中力を失わなかった。
浦和が大きな関門を超え、アジア王者まであとひとつと迫った。
ー毎日新聞ー






