サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は19日、埼玉スタジアムで準々決勝第1戦を行い、浦和は前回大会覇者の全北(韓国)に2-1で先勝した。
浦和は開始早々にゴール前のFW永井が落としたボールをMF長谷部が右足で決めて先制し、後半にもカウンターからDF闘莉王との連係で抜け出したFW田中達が加点。
しかし、終了間際に失点を喫した。
準々決勝第2戦は26日に行われ、2戦合計スコアで勝者が決まる。
大会の優勝チームは、12月に日本で開催されるクラブワールドカップ(W杯)にアジア代表として出場する。
速攻武器にゲーム掌握
敵陣左サイドで大きな三角形を描いたDF闘莉王とFW田中達のワンツーパスは、トップスピードに乗ったまま放った田中達のきれいなシュートで結実した。
MF長谷部の中距離シュートによる先制点を含め、アジアの頂点に向けた浦和の意欲を印象づけるゴールが2発決まった。
「チームとしては明らかにうちが上でしたね」と長谷部。それが全員の実感だろう。浦和は試合半ばまで速攻を武器に、全北を振り回し続けた。
ただ、手放しで喜べない試合になったのも確かだ。
後半ロスタイム。
CKで生まれた混戦を最後の最後に押し込まれた。
2戦の合計得点が並んだ場合、アウエーでのゴール数で勝者を決めるルールにより、この1失点は重く響く恐れがある。
「今日決めないといけなかった。言い訳にしたくはないが(連戦で)疲れはある。みんないっぱい、いっぱいで…」。闘莉王の表情は勝者のそれではなかった。
長年、守備を売り物にしてきた浦和は、この夏、主砲ワシントン抜きでも大量得点できる攻撃型のチームへとイメージを変えつつある。
ところが、攻撃型のチームにありがちな、まずい試合運びがこの日は顔を出した。
アジアの4強に駒を進めるにふさわしい力を初戦で披露する一方で、気が抜けないアウエー戦も課された。浦和の真価が問われる第2戦(26日)となる。
ー東京新聞ー





