現地時間7日(以下現地時間)、3大陸トーナメントの日本対オーストリアの一戦がオーストリア・クラーゲンフルトで行なわれ、日本はPK戦でオーストリアに3対4と敗戦。
敵地で試合を支配したものの、決定機に得点を奪えず、勝利を逃した格好となった。
欧州遠征初戦の日本のスタメンでは順当にGK川口が入り、DFでは右に加地、左に駒野、中央には中澤と闘莉王。
中盤の下がり目に鈴木と稲本、攻撃的な位置には遠藤と中村俊が名を連ね、前線では田中達と矢野が初コンビを組んだ。
一方、オシムジャパン初招集で注目が集まった松井は、ベンチスタートとなった。
序盤こそホームのオーストリアから激しいプレッシャーを受け、苦しんだ日本だったが、持ち前のテクニックとパスワークを活かして徐々に挽回。
22分には、遠藤の直接FKをGKが弾いたところに田中達が詰めたが、右足のボレーは惜しくもポストを直撃。
前半終了間際には、GKの好セーブに防がれたものの、稲本のスルーパスから抜け出した中村俊が決定的なシュートを放つなど、主導権を手にして前半を終える。
ただ、前半で迎えたこのふたつの得点機をゴールに結び付けられなかったことが、最終的に響くことになる。
後半に入ってもほとんどチャンスを作れないオーストリアを尻目に、攻めにかかる日本。
しかし、いい形でゴール前に迫っても、そこから時間をかけすぎるシーンが目立ち、どうしても得点までには至らない。
後半途中から投入された松井は巧みなボールコントロールを時折披露し、同じく途中出場の中村憲も強烈なミドルを放つなどしたが、これはというチャンスを作り出すことは叶わず、結局スコアは0対0のまま90分を終了することとなった。
そして、試合はPK戦に突入(3大陸トーナメントでは全後半90分終了後にPK戦を行なう)。
先攻のオーストリアでは5人中4人がネットを揺らした一方、日本では中村俊、遠藤、中村憲の3人が冷静に沈めたものの、4人目の今野と5人目の中澤が決められず。
4位に終わった7月のアジアカップでは、巧みなボール回しで主導権を握りながらもゴールを決められないという課題が残った日本だが、この日もチャンスをモノにできなかったツケを払う形となった。
なお、日本は11日に行なわれる次戦で、オーストリアとともにEURO2008を共催するスイスと対戦する。スイスは06年W杯でベスト16入りを果たし、欧州の強豪リーグでプレーする選手を多く揃える強敵。
日本にとっては世界との差を計る意味でも重要な一戦となる。
GK:1 川口能活(cap)
DF:3 駒野友一→ 2 今野泰幸(後半45分)、4 田中マルクス闘莉王、21 加地亮、22 中澤佑二
MF:7 遠藤保仁、10 中村俊輔、13 鈴木啓太、17 稲本潤一→ 14 中村憲剛(後半26分)
FW:15 田中達也→ 16 松井大輔(後半26分)、20 矢野貴章→ 12 巻誠一郎(後半30分)
サブ:18 楢崎正剛、23 川島永嗣、5 坪井慶介、8 羽生直剛、9 山岸智、24 橋本英郎、25 山瀬功治、11 佐藤寿人
ーISM-





