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U-20日本、フランスに大敗

トゥーロン国際U-21サッカー大会のグループリーグ2戦目、U-20日本代表は地元U-21フランス代表と戦い、1-5の大敗を喫した。日本は、カナダで行われるU-20ワールドカップ(W杯)直前の準備として、U-20代表で大会に臨んでいる。

この日の日本は初戦からガラリとメンバーを変更。ドイツ戦の先発メンバーから9人が入れ替わった。フランスはコートジボワール戦(2-0)を見てもタレントがそろっており、スケールの大きなチーム。即席チームの日本にとって苦しい試合になるのは予想できた。しかし、フランスも中1日での試合という、ベストメンバー故の不利がある。我慢できれば、日本に流れが傾く時間も来るだろうと思われた。

 前半一方的に攻められた日本だったが、チームとしては集中力を切らさず、0-1で乗り切った。15本のシュート、7本のコーナーキックをフランスに許したが、空中戦で日本は負けない競り合いを見せ、GK武田洋平(清水)も再三1対1のシュートを防ぎ、試合を壊さなかった。また劣勢の中、視野は狭くなっていても、何とか逆サイドへ大きくボールを振って打開しようという意図は見せていた。実際に日本が作りかけたチャンスは中央からだったが、ハーフナー・マイク(横浜FM)と青木孝太(千葉)が共にフリーになってフランスの守備を置き去りにしかけても、右サイドバックのムタウアキルが驚異的なカバーリングで2人をストップした。

 ドイツ戦同様、日本は前半の劣勢を後半に修正し、47分(試合は40分ハーフ)、ハーフナーが同点ゴールを決めた。リスタートを素早くつなぎ、平繁龍一(広島)のヒールキックがスルーパスとなり、ハーフナーが冷静にGKとの1対1を決めた。しかし、57分、60分と連続失点して気落ちすると、日本の組織は消え失せ、崩れてしまった。残り20分、フランスは自由奔放に攻め続け、5-1とビッグスコアで勝ったが、もっと点差が開いてもおかしくなかった。

 日本にとっては、負けたことより気持ちが切れたことが残念だった。一般的に強豪国はたとえ内容が悪く、結果として負けたとしても、サッカーらしいスコアにまとめ、ビッグトーナメントでグループリーグを苦しみながらも勝ち抜く遠因にしている。強豪国の勝負強さとはそこだろう。シュート数27本対2本というスタッツを見ても、またフランスの選手のスケールの大きさを見ても、日本が負けたという結果は恥ずかしいことではないが、そこは何とか1-2、最悪でも1-3程度のスコアにまとめたかった。

 1-5のスコアのあとでリアリズムといってもピンとこないかもしれないが、リアリズムの視点で見れば、グループリーグ最初の2試合(できれば初戦)で1つ勝っておくのは大きい。この日引き分けたドイツとコートジボワールが勝ち点1ずつのため、現在日本は勝ち点3で単独2位。最終戦コートジボワールに勝てば日本は自力でグループリーグ突破を果たす。「トゥーロンは勝敗より内容が大事」と語っていた吉田監督だが、ここはU-20W杯でも起こりうる第3戦のシミュレーションになる。この試合だけは勝敗重視でトライしてもいい経験になるだろう。
ースポーツナビー

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