日本サッカー協会は19日、都内JFAハウスで記者会見を開き、2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会で主審を務めた上川徹スペシャルレフェリー(SR)の今シーズン限りでの引退、および新SRの発表を行った。
上川SRは、2002年のW杯日韓大会で主審を務め、2大会連続で選ばれた昨年のドイツ大会では3位決定戦、ドイツ対ポルトガル戦で主審を務めた。その後、昨年10月には国際舞台から引退することを発表。その際は、今後もJリーグの主審は続けていく意向を示していたが、昨年12月29日の天皇杯準決勝、浦和対鹿島戦を最後に審判活動の一線から身を引くこととなった。
会見に臨んだ上川SRは「これまで15年間。審判としては短い期間だったが、多くの経験をさせてもらった。充実して幸せだった」とあいさつ。引退の理由については「古傷である右ひざの痛みもあって、自分の納得できるレフェリングができなくなった。これ以上続けるのは難しいと感じた」と説明した。
15年間の審判生活を振り返って「最初の試合、Jリーグ、W杯、最後の試合と、僕にとってはすべてが大事な思い出として残っている」と語った上川SR。日本人審判員として初めて決勝トーナメントの主審を務めたW杯ドイツ大会については「世界のサッカーは速いなとフィールド上で感じた。Jリーグと比べて、世界トップレベルは違った。正直しんどかった」と明かした。
今後は、日本サッカー協会が任命した「トップレフェリーインストラクター」の立場から後進の指導に当たる予定で、「まだ若いので(審判への)未練もあるが、新しいポジションで日本審判の育成に情熱を注いでいきたい。機会があれば、サッカー番組の解説などもしていきたい」と抱負を語った。トップレフェリーインストラクターの契約は今年2月1日から来年1月31日までの1年間となる。
また会見には、上川SRに代わる新SRに決まった扇谷健司1級審判員も出席。「SRになっても今までと変わらず、一試合一試合を丁寧にやっていきたい」とあいさつした。
[ スポーツナビ 2007年1月19日 17:26 ]





